女性の口内環境を守るために(1)バイオフィルムとは

3回連続で、女性のオーラルケア、口内環境のメンテナンスについてライフステージ別にご説明してまいりました。

本日から数回に渡って、女性のためのオーラルケアの重要ポイントをお話ししていきたいと思います。

1つ目は、バイオフィルムについてです。

皆様はバイオフィルムというものがどのようなものか、ご理解しておられますでしょうか。

歯の表面にこびりついている、歯ブラシでは簡単には除去できないものがバイオフィルム(細菌叢:さいきんそう)です。

そして歯の表面だけではなく、浴槽にこびりついている、薬剤を使用しないとはがし落とすことのできない汚れも、バイオフィルムです。

このバイオフィルムが付着していると、歯みがきを一生懸命されたとしても、表面がツルツルになりにくく、また、プラークが固まって、歯石が形成されやすくなってしまいます。

たとえば、車のコーティングでも使用されているフッ素コートということを聞かれたことがありますでしょうか。

単なるワックスだけの場合と比べ、表面に汚れがつきにくくなり、水洗いだけでも充分に汚れを落とすことができる優れものです。

当院でも、歯科衛生士がPMTC(※)を行ないましたあと、歯のエナメル質をフッ素コーティングすることにより、バイオフィルム、しいてはプラークが付きにくくなる処置を施しております。

(※Professional Mechanical Tooth Cleaningの略です。
歯科衛生士が専用の機械を用いて歯面清掃することです。
治療のためのクリーニングではなく美しく健康な歯を維持するために行う特別なクリーニングです。

このPMTCを含む当院の審美・クリーニングに関するご案内はこちらに掲載されております。)

ご自分では一生懸命ブラッシングされていると思われても、このバイオフィルムをプロの技で剥がしてあげない限り、ツルツルのエナメル質表面に仕上げることは不可能なのです。

生涯を通じて、食事とは幸せな時間の1つであり、また、長く続く健康のための入り口でもあります。

そのために、機械的除去が必要なバイオフィルムへの対応は不可欠と言えるでしょう。

女性の方は、定期的に歯科医院にてバイオフィルムのチェックをリクエストしてみて下さい。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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