子供から噛む習慣を奪う家庭環境とは?

家庭環境と歯の噛み合わせ

昨日は、噛むことと味覚が実は直接関係していること、よく噛まないと食べているものの本来のおいしさの半分以下しか味わえないこと、そして、よく噛むためには正しい咬合が必要になってくることをお話しさせていただきました。

噛むことも習慣です。ならば、お子さまをお持ちの方であれば「よく噛む習慣」を身につけてもらいたいですよね。

ところが、お子さんをよく噛むことから遠ざけてしまう家庭環境があるのです。

それは、「孤食」(こしょく)です。

なぜ一人きりで食事をさせることがよく噛まない習慣につながるのでしょうか?
ご説明致します。

家族の団欒の中で食事をすることに比べて、一人ぼっちで食事をするのは、楽しくありません。
つまり孤食は、食事の時間を「楽しくない時間」にしてしまうのです。

するとお子さんは、「楽しくない時間なら、早く終わってしまえばいい」と考えます。
これは、私たち大人でも思うことでしょう。

楽しくない食事をさっさと済ませるため、よく噛まずに食事を終わらせてしまう・・・

これでは、昨日お話しさせていただきましたとおり味覚も拡がりません。

おいしさをあまり感じられないわけですから、お子さんは一層、食事をよく噛んで食べることから離れていってしまう、というわけなのです。

小さい頃からよく噛む習慣をつけ、顎が発達するようにすれば、歯並びが悪くなってしまうことへの予防につながります。

もしお子さまの歯並びがもう乱れてしまっているようでしたら、そこはぜひご両親が、お子さんの噛み合わせが正しくなるよう、たとえば矯正治療をできるだけ早い段階で受けさせることが大切になってきます。

これから先、お子さんが食べ物のおいしさを最大限に味わうためには、歯が健康で、咬合が正常であることが必要です。

「よく噛めない」=「味わえない」

ということを、1つ覚えておいていただければ幸いです。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
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