歯をしっかり磨いていれば歯周病にならないと思っていませんか?

歯を失う原因順位

こちらの表は、「8020推進財団」が調査した【歯を失う原因】の割合です。

これを見ましても、虫歯や事故にる破折よりも、歯周病によって自分の歯を失ってしまっている人が多いことが分かります。

ところで皆さんの中に、「毎日丁寧な歯磨きをしていれば、歯周病対策も大丈夫」とお考えの方はいらっしゃいませんか?

確かに、細菌が原因で発症するタイプの歯周病には、歯磨きも大切です。

しかしそれならば、なぜ日本で30歳以上の成人のうち8割もの方が、歯周病になっているという現状があるのでしょう。

それは、たとえ歯や口腔環境が清潔でも、咬合、つまり噛み合わせに不正常なところがあれば、それが歯周病発生の原因となってしまうからです。

しかも、大学病院のある先生の調査では、歯石、歯垢といった汚れ、細菌から発症する歯周病はわずか2~3割で、残りは噛み合わせの問題が関係している、つまり
不正咬合によって起こる歯周病の方が多いという結果が出ました。

歯を失っても、確かに義歯やインプラントといった対応は可能です。しかしながら、「できれば自分の歯で、一番の噛み心地を長く維持できる」ことがベストだと、多くの方が思われるのではないでしょうか。

自分の歯で、食べたい物、好きな物を噛んで食べられるできるだけ長く保つためには、実は「2つのケア」が必須になってきます。

「2つのケア」とは、1つ目は「セルフケア」、そして2つ目は「プロフェッショナルケア」です。

まず「セルフケア」とは、毎日お口の中を自分自身できれいにしておくことです。これは、既になさっている方がほとんどであると思われます。

もう1つの「プロフェッショナルケア」とは、私たち歯科医師や歯科衛生士が、歯や歯肉を定期的にチェックし、歯医者でしかできないクリーニングを行なったり、不正咬合を早期に発見することです。

特に重要なのが、咬合の定期的なチェックです。

たとえ歯に変化がないと思っていても、実際は日々、徐々に変化しているのが口腔内環境です。
(たとえば食べているものや習慣、寝る時の顔の向きなどで、噛み合わせが変化する場合があります。)

お口の中の健康を生涯にわたって保つために、自分の口腔内の状態を把握してくれる“かかりつけの歯科医”を作ることがお薦めです。

管理をプロに任せて、「好きなものが自分の歯で気持ちよく噛める心地良さ」を、失う前に維持できる対策を取りましょう。

○本日もご一読、ありがとうございました。

かかりつけの歯科医を選ぶ際は、咬合の問題や噛み合わせのバランスにも詳しい歯科医師ならば安心です。

そこで次回から数回に渡って、咬合の問題について知っておくと得する大切なポイントをお話ししていきます。
ご期待下さい。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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