知っておきたい歯周内科学という考え

私が所属している学会の1つに、国際歯周内科学研究会があります。
歯周内科治療の普及をめざし2001年に設立され、現在の会員数は900名程の学会です。

国際歯周内科学研究会では、患者様の負担を軽くするための治療を研究し、外科治療(痛い)の歯周病治療から
内科中心(痛くない)の歯周病治療への転換を行なってきました。

どうすれば患者様にとって楽かを考えていくのはとても重要なことです。
やはりいまだに歯科医院というのは「痛い、怖いところ」
という思いが一般の方々の中にはあると思います。

そのため、どうすれば痛くなく、楽で患者様にとって続けやすい治療や予防を行えるのか、ということを学会では研究しています。

私がこの学会に参加するきっかけとなったものがあります。
それは、位相差顕微鏡です。

歯周内科治療は、まず位相差顕微鏡でお口の中に感染している細菌などを特定することがポイントです。
お口の中がどのような状況なのかを確認しないと、薬剤の選択ができません。
動画管理システムに記録したものからそれらの微生物に感受性のある薬剤を選択するのです。

従来の顕微鏡ですと、データの記録ができませんでした。
しかし、位相差顕微鏡は記録が残せるため、患者様に対して術前・術後の状態が一目瞭然に画像で示されるのです。
この点が私は非常に素晴らしいと思ったのです。

顕微鏡で見る事で、今現在の菌の状態を確認することができ、これからどのような状態になっていくかがわかります。

さらに、映し出された動画像を拡大表示する機能を用いることで、治療効果がよりわかりやすく説明できます。
やはり患者様自身の目で確認されると説得力があるのではないでしょうか。

従来非常に治りにくいと言われていた歯周病が内科的な考え方により、高い確率で改善するようになりました。

顕微鏡と薬による治療のポイントは3点あります。

  1. 痛くない
  2. 早く良くなる
  3. 難しくない

研究会では患者様、歯科医師、歯科衛生士が普通に行い、普通に治る治療の開発普及をめざしています。

私も患者様がより楽に治療を受けられるように、という考えのもと今後とも活動していきたいと思っております。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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