アメリカの先生からの反撃/日本人と外国人の意識の違い~立食パーティー (2) ~

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アメリカの先生とシカゴの勉強会にて歯肉の切開がアバウトだという話をしたところ、アメリカの歯科医師にこのように反撃されました。

まだ日本の歯科医師は犯罪をおかしているのか

どういった意味かというと、保険診療で全て賄おうとしていたらそこまで良い金属は使用できないのです。

保険金額内でおさめようとした場合、いわゆる「銀歯」といわれるものでも、銀以外のものも含まれているのですね。
だから患者様によっては金属が溶けてきて黒くなってくる方もいらっしゃいます。

このシンポジウムに参加している先生というのは、アメリカでもそれなりの層の方々を治療されている歯科医師であります。

そういう方は日本が使っているような銀は使わないのだと言うのです。
最低で「金」の使用なのでしょう。
日本はまだ銀を使っているのか、と言われました。

もちろん、国の保険制度や所得の違いもあるため一概にどうとは言えません。
アメリカでは残念ながら、所得の低い方は治療費が払えないために歯を抜くしかできなかったりもしますし、そういう方は大勢いらっしゃるわけです。

日本の場合はそこまでの格差はまだないと思います。
入れ歯までは保険治療でできるわけですから。
どちらが良いというのは言えません。

ただ、日本の歯科治療もメンテナンスの重要性を説いて、1度治療したところを再び治す必要が出てこないようにすることが大切であるとは思います。

メンテナンスの大切さの理解に関しては、まだ日本では認知は低い方だと思います。

ある大学の予防歯科の先生で、世界各国をご旅行されるのがお好きな方がいらっしゃいます。その方が各地をまわってテープレコーダーでインタビューをしたのです。

質問は「あなたにとっての歯科治療とはなんですか」です。

そうすると、特にヨーロッパなどでは「歯科医院?虫歯や歯周病にならないために行くところでしょ」と当然のように返ってくるのだそうです。

アメリカでも、ニューヨークなどでは特に、肥満の方は高い地位を得られないという話がありますよね。

それはなぜかというと、自分の身体のコントロールもできない人は会社に入っても仕事のコントロールもできないとみなされるからだといいます。

口臭もビジネスの場ではマイナスの要素だとのことでかなり気を遣う方が多いのだそうです。

身体のコントロールだけでなく、歯に対しても気を遣うという、そういう部分で、日本と考え方が違うのかな、と思います。

しかし近年では、日本でもメンテナンスに気を遣う方が増えてきていると感じます。
私どもの医院でも、来週の予定を見てもメンテナンスの患者様が3分の2程度となっています。中にはもうかれこれ10年来のお付き合いの患者様もいらっしゃいます。

昨年、郵船ビルの上にあった会社が本社ごと移転してしまったのですが、そこで働いていらっしゃる方々も、いまだにメンテナンスのために通院してきてくださっています。

通常でしたら4ヶ月に1度で調度良いのですが、多い人は毎月来てくださる。なぜかというと、衛生士さんのファンだからなのですね。

有難いことに私どもの医院の衛生士さんそれぞれにファンがついてくださっていて、それで毎月来て下さっているのです。

患者様にとって「来たい」と思われる医院であるということは、大変光栄なことであると思います。

今後もそう思っていただける医院であるよう努めていきたいと思っております。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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