もともと○○も得意だった日本

一昨日、昨日と、歯科医療に携わる日常をとおして、日本に対する私の意見というテーマで2回お話しさせていただきました。

ドクター

今回でいったん区切らせていただきたいと思います。
シカゴなどの学会で各国のドクターとお話ししていても分かることですが、ヨーロッパやアメリカでは、歯医者は

「虫歯や歯周病にならないために行くところ」
(予防のために行くところ)

ところが日本では、
「虫歯や歯周病などになったら行くところ」

と認識されています。

これはたとえば、民族の違いにルーツがあるのでしょうか。

私は全くそうは思いません。
なぜなら、日本人はもともと予防も得意だったからです。

古くは鎌倉時代の元寇(蒙古襲来)の際、特に二度目の弘安の役では、元軍に対する防衛体制が強固に整えられていました。

博多沿岸に、約20kmの長い防塁を築き、文永の役での経験を活かして戦ったことで、元軍を撤退させることができました。

明治維新の時もそうです。
鎖国が解かれたのも、あるいは江戸幕府の徳川慶喜が明治天皇に大政奉還した時も、
ただ還すだけではなく、そこには薩長連合など、先を見据えた人たちの活躍があったのです。

日本は、そういうことができていたのです。

それが、どうでしょうか。今の政治も、その場限り・・・
と、政治の話に流れるのでなく歯科医療に話を戻しますと、たとえば歯周病の治療に来られて、こちらの診療とメンテナンスによって歯ぐきがちょっと引き締まった途端、まだ治療中なのにも関わらず、何も言わずに歯医者に来なくなる方が時々いらっしゃるのです。

たとえ連絡がつながっても、

「悪くなったら入れ歯にするから!」

と言われることがあり、心の中で「悲しいなぁ」と思います。

きちんとしたメンテナンスを、「事が起こる前」に施しておけば抜かずに済んだ歯、入れ歯にしなくて済んだ方、

・・・技術が進歩したとはいえ、入れ歯の不便さ、
自分の歯と違って思うように噛めない煩わしさは、
実際になってみないと分かりません。

そして、なってから悔やんでも、遅いのです。

「予防」「備え」を大切にする心をどうか失わないでほしい・・・
一人の日本人として、そう思います。

○本日もご一読、ありがとうございました。

歯に関して大事なことを知っていただくことで、「歯が痛い」「思うように食事ができない」「口元が気になって笑顔になれない」といった悩み、苦痛をなくしていきたいと思っております。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
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