カリエスのメカニズム③

みなさまいつもありがとうございます。
長谷川浩之でございます。

今日の東京は、朝はポカポカと暖かかったのですが、夕方から雲行きが怪しく、とうとう雨が落ち寒くなってまいりました。

さて、カリエスのメカニズムにてご説明が抜けていた部分がございます。
それは、抵抗力でございます。

カリエスの抵抗力、すなわちカリエスにならない為の防御力です。
私たちがもっている最大の防御力は何だかお解りになりますか?

それは、【唾液】でございます。
唾液の作用には次の様なことがございます。

  1. 洗浄作用
  2. 殺菌・抗菌作用
  3. 緩衝作用
  4. 抗脱灰作用

1.洗浄作用
唾液は歯面や口腔内を洗浄いたします。

2.殺菌・抗菌作用
唾液中の免疫抗体、リゾチーム、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリンなどに抗菌作用があり、プラークの形成・発育を抑制いたします。

3.緩衝作用
口腔内の酸、アルカリを中和します。

4.抗脱灰作用
pHを高めて、歯の溶解を低下させ、また、エナメル質、象牙質の再石灰化を促進させます。

一般的には唾液には、カリエスの予防効果に適した働きをしてくれます。

ここで、クイズです。
「上の歯と下の歯とどちらがカリエス(虫歯)になりにくいでしょうか?」

12月11日に書かせて頂いたブログ「虫歯について③ 「なんで」がキーワードの虫歯」にも若干記載いたしましたので、お解りの方も多いのではないでしょうか?

答えは、【下の歯】でございます。
そして、その答えを導き出すキーワードは【唾液】でございます。
下の歯の方が、唾液に接している時間が、上の歯より長い事が理由でございます。

ひとつひとつ理由がわかってくると、カリエス予防っておもしろいですよね。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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