カリエスのメカニズム① ノーマル

みなさまこんばんは長谷川浩之でございます。
いつもありがとうございます。

毎日、虫歯(カリエス)についてお話をしていますが、本日はそのメカニズムについて書かせて頂きたいと思います。

以前のブログで、カリエスは科学的でロジックなものなのでわかりやすくおもしろいと書かせて頂きました。

根本的な事がわかると、お子様やご友人にしっかりと根拠からのご説明が必ず可能です。
とくに、【どうして?】と質問攻めにあう幼児や児童のお母様方には必見だと私には確信しております。

カリエスはプラーク中の細菌の感染によって起こります。
現在でのカリエスの代表的な細菌といえばこの2種類でございます。
(注:その他の細菌もあります。現時点での情報です)

  • ミュータンス菌
  • ラクトバチラス菌

細菌は、お口の中に取り入れられた食べ物から栄養をとり、酸をつくります。
この酸によって溶かpHされてしまった状態がカリエス(虫歯)なのです。

酸性を表す単位はpH(ペーハー)でございます。
改めてご説明いたしますと、pHとは水素イオン指数であります。
水素イオン指数とは物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す数値でございます。
特に断らない場合は水溶液中での値を示します。

ちなみに純水はpH=7.0であり、この状態を中性と呼びます。
そして、このpH=7.0よりも低くなるほど酸性を示し、逆にpH=7.0よりも大きくなるほどアルカリ性を示すことになります。

では、ちなみにお口のなかで、どのくらいの数値で虫歯になるのでしょうか?

20歳までに起きやすい虫歯でご紹介した、カリエスの好発部位である「小窩裂溝」、「隣接面」は歯のエナメル質に起きたカリエスです。
このエナメル質はpH 5.5以下で溶け出すと言われております。

20歳以上に起きやすい虫歯でご紹介した、「根幹(歯頚部)カリエス」では、歯茎がやせほそり、歯の象牙質が見えてきたところにカリエスが出来た状態です。
この象牙質はpH 6.2程度で歯が溶け出すと言われております。

  • エナメル質  pH 5.5以下
  •  象牙質   pH 6.2程度

数値の上では0.7の違いですが、単純な数値になおすと約5倍程度の強さがあり、如何に象牙質がカリエスに弱いかということがご理解頂けますでしょうか?

再度、どうして酸性になるのか?
それは、食べ物がお口の中にはいり、その食べ物の糖分を吸収して「ミュータンス菌」、「ラクトバチラス菌」などの細菌が繁殖して酸をつくるために、酸性になってしますのです。

そして、その酸が歯を溶かす・・・

要するに、酸性になった口内環境を中性に戻せば、カリエスには非常に成りにくいと思います。

そして人間の身体にはこの酸に闘おうとする抵抗力がございます。

  • 唾液
  • 歯の質

などがその代表例でございます。

また、カリエスに対して理にかなった食生活でございます。
続きである、細菌と細菌に関わる抵抗力については、また後日にのべさせて頂きたいと思います。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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