虫歯について③ 「なんで」がキーワードの虫歯

いつもありがとうございます。
長谷川浩之でございます。
今日の東京は穏やかなお天気ですがすがしい気分になります。

さて、2回に分けて
「20歳までに起きやすい虫歯(う食〈カリエス〉)」
「20歳以降、大人に成ってから起きやすい虫歯(う食〈カリエス〉)」
をご紹介してきました。

今回は、「なんで」がキーワードの虫歯でございます。
どのようなものかと申しますと【平滑面カリエス】でございます。

20歳までに起きやすい虫歯は、カリエスの好発部位である
「小窩裂溝(しょうかれっこう)」と「隣接面(りんせつめん)」
におきやすいと説明させて頂きました。
要するに、奥歯の溝の部分、歯と歯の間に起きやすいということです。

また、20歳以降に起きやすい虫歯は、根面カリエス(歯頚部カリエス)といい、歯茎がやせてしまい、歯と歯茎の間に出来るカリエスでございます。

ということは、徹底した歯磨きをして、「小窩裂溝」や「隣接面」を常に清潔で、綺麗にしており、なおかつ歯周病(歯槽膿漏)とはほど遠いほど、歯茎がしっかりしている人は虫歯に成らないということになりますよね。

それが、出来てしまうのです。
そのカリエスのことを「平滑面カリエス」といいます。
特徴は、つるつるとした平面にもカリエスになってしまうことでございます。

普通は何度も言うように、溝や歯と歯の間、そして象牙質の部分がカリエスになりやすい部分なのですが、つるつるとした歯の表面、つまりエナメル質を浸食するカリエスが【平滑面カリエス】です。

原因のひとつが【唾液】でございます。

ごくごく簡単にご説明いたします。(詳しくは後日・・・)
通常は、お口の中は中性に保たれております。
しかし、食べ物が入ってくると酸性に偏っていきます。
そこで、唾液の力などによって中性に戻そうといたします。
その戻る時間が約40分でございます。

お口の中が酸性の時で、なおかつある限界点を超えたときに脱灰というものが始まります。
脱灰とは、歯のエナメル質や象牙質からリン酸カルシウムの結晶が溶出する現象であるそして脱灰が進むとカリエスにつながるのです。

ですから、しっかりと中性に保つことができていればカリエスにはなりにくいのです。

また通常のお口の状態であれば、約40分で中性に戻るのが、2時間や3時間とかかってしまうのです。

もし、その間にまた食事をしたとすれば・・・
永遠にお口の中は酸性の状態に保たれますよね。
そうすると、通常とは違う場所にカリエスが出来る事になるのです。
「なんで、こんな場所に・・・」

下の歯の内側は、唾液と接している時間が長いといわれております。
なので、カリエスにも成りにくい場所でございます。
しかし、そのような場所にカリエスが出来たのであれば・・・
あなたも【唾液検査】を受けてみてはいかがでしょうか?

終盤の酸性や中性といったお口のメカニズムについては後日改めて書かせて頂きます。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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