歯周病が癌につながる理由とは

歯周病によりがんのリスクが高まる可能性があるとの研究結果が明らかになりました。インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士らが専門誌に発表したのです。

歯周病歴のある男性医療専門家を対象にした長期研究で、がんを患う可能性が全体的に14%高いことが判明しました。
論文では「喫煙その他のリスク要因を考慮した上でも、歯周病は肺や腎臓、すい臓、血液のがんのリスク増大と大きな関連性があった」としています。

タバコは発がんリスクも高いですが、歯周病にもなりやすいものです。
歯周病になる方の多くは喫煙愛好家で、そのためがんの発生率も高いといえるでしょう。

また、喫煙により歯周病が治りにくいということもわかっています。
歯周病は近年薬でも治療できるようになりましたが、その薬は喫煙により効果がなくなってしまいます。

タバコを吸うと歯茎の血管が収縮し、白血球が減少するため薬の効きが悪くなってしまうのです。

これまでも、口から体の中に入り込むと心臓病、肺炎、糖尿病、早産等、さまざまな病気を引き起こすことが知られていました。

しかし、がんのリスクまで高まるとは、今後ますます歯周病治療に力を入れていかねばなりません。

歯周病の有無だけが発癌性に関与しているのか、そのメカニズムは不明だということですが、患者様には、口内環境が悪くなったら体のどこかも悪くなっていると考えていただきたいと思います。

私ども歯科医師も、がんに関係があるというよりは医食同源という考えのもと、その入り口である口の健康に関わっている者として責任をもって治療に臨まねばなりません。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
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