歯周病は○○○○o○○による感染症!

国民の80%が罹患しているといわれる歯周病ですが、その原因は「バイオフィルム」なのです。

バイオフィルムは粘性のあるフィルムで、その中に複数の種類の細菌が共存して複合体を形成し、固体の表面に付着した状態のものの総称です。
いわば細菌が共同生活している集合体のようなものです。

難しい専門的なものだと感じられるかもしれませんが、バイオフィルムは日常生活でもよく見かけるものです。

身近なところでは、浴槽の湯垢や台所の排水溝などのヌルヌルなどがあげられます。
それがバイオフィルムなのです。これらはすべて水中で細菌が繁殖しバイオフィルムを形成したものです。

このバイオフィルムが口の中にもあるのです。
どなたのお口の中にも300~400種類のもの細菌が存在します。
細菌と食べカス、唾液の酵素が反応して48~72時間位でプラーク(歯垢)という歯の表面に付着するネバネバした白いものになります。
これが炎症を引き起こすのです。

歯と歯茎の境目に細菌が集まりバイオフィルムが形成されると、歯茎に炎症が起こり、歯周ポケットの形成が始まります。

目で見えるところに付く歯石よりも、歯と歯茎の隙間に隠れて見えない歯周ポケットの中の歯石(歯肉縁下歯石=しにくえんかしせき)が歯周病を悪くします。

適切な処置をせずに放置しておくと、炎症は進行し、歯茎を支えている骨も溶け最終的には歯は支えを失って抜けてしまうのです。
そうなってしまう前に歯科医院へいらしてください。
効果的に歯周病を予防するために歯の表面に付着するバイオフィルムを、歯科衛生士がクリーニングすることがとても重要なのです。

浴室の湯垢は水で流しただけでは取れませんよね。
薬剤をつけてこすり洗いしてやっと取り除けるものだということは
皆様もご存知だと思います。

湯垢と同じように、バイオフィルムもリナメルやラバーカップ、プロフィーブラシなどの専門の薬剤と器具でないと除去できません。
そのため、歯科医院でのケアが必要となります。

歯の表面を清掃しバイオフィルムを付着しにくくするPMTC*などの方法があります。
これは、歯周ポケット検査の後の段階となります。

歯周ポケット検査をして歯を綺麗にしても、バイオフィルムが付着したままだと歯に色がつきやすいのです。赤ワインなど色の強いものを摂取すると、バイオフィルムが吸収して色がつくからです。

バイオフィルムを除去したとは歯科医院で適切なブラッシングの指導を受けるなど、
セルフケアを上達させるためにも、定期的なメンテナンスが必要です。
1番大切なのは、やはり、毎日の歯磨きなのですから。

* PMTC:Professional Mechanical Tooth Cleaning
歯科医院でおこなう機械的な歯面清掃。

○いつも応援ありがとうございます。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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