「なんだその言葉づかいは!!」

実は私は、以前「東京都品川歯科医師政治連盟」にて理事を務めさせていただいておりました。

そのため、いつも歯科医療に携わらせていただきながらも、日本について、たとえば医療制度などにつきましても色々と考えるところがございます。

特に最近は、

「どうしたの日本?」 「日本は大丈夫だろうか・・」

と心配になることもございます。
このテーマは今回が初めてですので、今回は身近で分かりやすい内容についてお話しさせていただきたいと思います。

今から10年ほど前、私は救急車で運ばれたことがございます。
原因は、尿路結石でした。

激しい痛みの中、うなっている私は緊急外来のお世話になりました。
そこにいたドクターは、見た限りでは20代半ばのとても若い医師でした。

次の瞬間、その医師が私の腹を叩きながらこう言ったのです。

「え?痛いのどこ?」

うなっていた私も、思わず起き上がって
「なんだその言葉づかいは!!」
と彼を叱ってしまいました。

あるいは、テレビ番組に出ていた医師が、番組の中でおじいちゃまやおばあちゃまに向かって、やはり失礼な言葉づかいをしているケースも、不愉快ですし、理解ができません。

おかしいではありませんか。

人生の先輩である方々に向かって、先生という立場であれば丁寧な言葉づかいをしなくても良い・・・そんなはずがありません。

医療人たるもの、患者さまに対して、そして目上の人間に向かって、丁寧に接しさせていただいて当然だと、私は同じ医師として言わずにおれないのです。

ですから当院では、先生も衛生士も、そういった点から気を付けるようにしています。当然、年下の方に対しても丁寧な言葉づかいをさせていただきます。

なぜなら当院に来ていただいたということは、ご自身のお口の悩みや苦痛を相談する相手として、私たちを少なからず信頼して下さった部分もあると言えないでしょうか。

そう考えますと、まず感謝させていただかなければなりません。
もう当院にはいないのですが、以前いた医師が一度
患者様に、「ここ?痛いのここ?ここか?」というたずね方をいたしました。

その時も私は、すぐに患者様のいらっしゃらないところにその医師を引っ張って、叱ったことがあります。

「自分の親よりも年上の方に、そんな言い方で良いと思っているのか」

つい、「どうしたの日本人?」と言いたくなってしまいます。

若い先生がそういったものの言い方になるのは、目の前の患者様、もしくは世の中に、自分を認めてもらいたいのでしょうか?

苦言になってしまい恐縮です。
ただ「言葉づかい」1つに、自分が目の前の相手のことをどう思っているか、どれだけ大切にしているか、が表れると思いませんか?

お互い、言葉づかいには心を配りましょう。
そもそも日本語とは、すばらしい『美しさ』を持つ言語なのですから。

○本日もご一読、ありがとうございました。

次にこのテーマを取り扱わせていただく時は、日本の「保険医療」に関することで、大変がっかりした出来事を書かせていただきたいと思います。

皆様も私と同じショックを受けるでしょうか。
それとも、別の思いを持たれるでしょうか。
ご一読いただければ幸いです。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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