「インプラントはあくまで手段」と認識している先生がおすすめです。

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先日、私たちフローラル・インプラントチームが開催した講演会で、私が質疑応答の時間や休憩時間にお答えした内容を、しばらく連載していきたいと思っております。

このブログを読んでくださっている方に特に知っておいていただきたい、そんな内容を5つほど選びますので、ぜひ読んでみてくださいね。

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※はじめての方へ
インプラントとは、歯が折れたり失われてしまった時、その歯がなくなったところに人工の歯を入れる方法の1つです。
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インプラント、インプラントと言われておりますが、結局大事なのは、「インプラントは手段の1つ」だとどれだけ私たち歯科医が認識しているか、ではないでしょうか。

ここで、フローラル・インプラントセンターの「フローラル」の語源についてお話しさせてください。

「フローラル」の由来は、「Full Oral(フルオーラル)」から来ています。

つまりインプラントだけではなく、咬合(噛み合わせ)、審美・美容、歯周病、そしてメンテナンスなどを全体のバランスを考え、口内環境を長い目で見て、トータルコーディネートさせていただく・・・

この視点を常にもって、最適だと思われる治療法を判断していくことが、極めて大切だと私は思っております。

この視点が抜けてしまうと、どんなことが起こるのか。

以下は、実際に患者さんから私が受けた相談です。

A歯科医院では○○が良いと言われたのに、Bクリニックでは △△をすすめられました。本当はどっちがいいんでしょうか?

患者さんが困惑するのも当然です。
(実は当院に、こういう方が非常によくお見えになります。)

以前も書かせていただきましたが、何事もきちんと説明することが大事だと思います。
そしてきちんと説明するためには、当然ですが歯科医である私たちが「目的」と「手段」の違いをきちんと認識していなければならないでしょう。

具体例として、ある患者さんとのエピソードを書かせていただきます。

その患者さんは奥歯が1本抜け、インプラントを入れたいと言って来院されました。
さらに、「先生、ここの隣の1本も、グラグラなんです。
2回手術に来るぐらいなら、もう両方ともインプラントにした方がいいですよね?」
と言われるのです。

ここで何も考えなければ、ただインプラントを1本から2本にするだけですよね。

ですが、インプラントは「手段の1つ」であり、「目的」ではありません。

なぜ、隣の歯もぐらぐらになってしまったのか。
調べた結果、噛み合わせの問題だと私は推断いたしました。

「なくなった奥歯に1本インプラントを入れることで、歯全体の噛み合わせも良くなります。
その結果、負荷がかかってグラグラになっていた歯も、元に戻るはずです!
だから、2本インプラントをする必要はありませんよ」

患者さんは、私の説明を理解してくださいました。そして実際に、「たった1本のインプラントを入れたことで、すべての咬み合わせの問題が解決」したのです。

私たちはフローラル・インプラントチームですが、残せる歯はできるだけ残したい、ご自分の歯を長く使っていただきたい・・・

そう、常々思っております。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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