「先生、歯の予防治療って何?」
突然、娘の友人から出てきた言葉です。
思わず、それは【歯磨き】です。
小学生に合わせて、つい出てきた言葉です。
本日、今年の夏に起きた出来事を思い返しました。
歯磨きの大切さと重要さを改めて知らされた思いです。
歯磨きって実は難しいのです。
実際に歯磨きを目的をもってしっかり行っている人はいったい何%ぐらいいると思いますでしょうか?
・習慣になっているから・・・
・息がくさいから・・・・
等々目的がすり替わっている事もございます。
食べ物の残りを取り払うことが目的!
ではなく、本来は歯にまとわりつく細菌や汚れを取り除くことが目的なのです。
その汚れというのは歯垢(プラーク)といいます。
プラークは食べ物のカスではありません。
その約70%は細菌で構成させており、残りの30%は細菌の作る「糖」や「酸」や「毒素」や「酵素」であります。
このプラークが口内に停滞をすると、虫歯や歯周病の原因につながります。
よって、歯磨きは時間をかければ良いものでもありません。
ただ磨けば良いというものでもございません。
しっかり、プラークを分解させなければいけません。
そのためにはブラシの角度や強さなどが重要です。
当クリニックで電動歯ブラシを購入していただいた患者様もいらっしゃいます。
電動ブラシもブラシの角度が重要で、実は慣れるまで結構磨けない事もあるのです。
そして重要なのが、プラークがどこにいるかをしっかり把握することなのです。
相手(プラーク)の場所を把握し、的確にブラッシングすることが非常に重要であり、歯磨きの根本なのです。
もし、自分の歯磨きが気になった方はクリニックスタッフに、お気軽に声をかけてください。
尚、良くありがちなのですが、力任せにつると歯肉を痛める事にもなりますのでご注意してください。
次回も予防治療に関することを書いてみたいと思います。
○本日もご一読、ありがとうございました。