ご相談「主人が歯医者に行きたがりません」

今回は、このブログにコメントからご相談を寄せていただきました、ペンネーム ようこ様の、次の内容についてお答えしたいと思います。

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タイトル:主人が歯科に行きたがりません。

検索でこちらのページを見つけました。
有意義で面白い記事をありがとうございます。

私は数年前に友人から紹介してもらった歯科医で、フロスや歯磨きのやり方など丁寧に指導していただき、昔に比べると格段に口内環境がよくなっていると思います。

そこで、結婚したばかりの主人の口臭などがとても気になり。
おととい、何とか説き伏せて彼とその行きつけの歯科に行ってきたのですが、やはりひどい状況だったようで、歯周病の怖さとポケット測定で1時間終わってしまいました。

少し遠方(といっても、遊びに行く距離を考えるとそれほどでもないのですが)なのもあって、「もう行かない」といわれてしまいました。
フロスやればいいんでしょ?というようになっただけましとは思うのですが、素人フロスではそれほど良くなるとも思えませんし、どうしたらいいかと思ってます。

私自身、脇のリンパが腫れたり、膀胱炎になったり、彼の歯周病が原因でなってるので(お恥ずかしい話です、すみません)、今後子供が生まれるかもしれないと思うと、ますます不安になってます。
私もあまり上からものを言われるのが好きではないので、そういう言い方をしないように気をつけてるつもりなのですが、難しいんでしょうかねー。

ちょっと専門外の話かもしれないのですが、男性にうまく歯科に行ってもらえるような技がありましたら教えていただけないでしょうか。 よろしければぜひお願いいたします。
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ご質問、誠にありがとうございました。
ようこ様は実際に危機感を持っておられ、そのご心労がひしひしと伝わってきます。

そして、現在お持ちの危機感は正しいことです。
なぜなら、今でさえ既に様々な問題が出てきていらっしゃいますが、それは現在でだけでなく将来の更なる問題にも直結しているからです。

まずは仰いますとおり、これからお生まれになるであろうお子さんが心配でしょう。抵抗力がない小さな時に、強力な歯周菌や虫歯菌がうつってきた場合、将来の歯並びの問題、あるいは歯の本数自体がそろわない可能性も出てきます。

お口のことで苦しんだり難儀するお子さんの姿を見るたびに、自分たちが激しい後悔にさいなまれてしまうことは、事が起きる前の今、知っておく必要があります。

また旦那様自身の歯も、歯周病でグラグラになった後、やがて抜け落ちてしまうという未来も待ち構えています。
「噛む」という当たり前の行為が不自由になるストレスは、大変なものです。

しかし、こういった事を伝えるよりも最大のポイントは、プラークを採ってもらって位相差顕微鏡で見せることでしょう。実際に旦那様の目でものすごい歯周菌を見ていただければ、放っておけなくなるでしょう。それぐらい、お口の中の真実には
インパクトがございます。
ちなみに、これは予備知識ですが、
「口臭がひどいなら誰でも歯周病」という断定はできません。
口臭にも主に3つございます。

・便秘による口臭 ⇒ 便が原因の臭い。
・胃からくる口臭 ⇒ 食べたものなどによる、色々なものが混ざった腐敗臭。
・歯周病による口臭 ⇒ 上記2つとは明らかに違う臭い。

ですので、臭いから原因を正しく判断できる歯科医がおすすめです。
最後になりましたが、お子様まで悲しい想いをしないで済む、将来的な明るい家族計画のためにも、旦那様が衛生士に診てもらうことを願ってやみません。

また、このように具体的なご相談を下さり、感謝しております。
なぜならば、ようこ様のご相談を読み、歯周病や口内環境に対する意識が芽生えられる方も、きっとあると思うからです。

インターネットの匿名性の利点を、ようこ様のように他の皆さまにも役立つ形で活用していただきましたこのご相談に、あらためて感謝いたします。

もし、面と向かって相談することが恥ずかしい場合は、ぜひこのブログをご活用下さい。

本日もご訪問、ありがとうございました。

次回は「オーラルリハビリテーション」について書かせていただく予定です。
耳慣れない言葉かもしれませんが、この知見を持っている歯医者はおすすめできます。


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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