ご存知でしたか?一番大事な歯は…

本日は一番大事な歯のお話です。

歯牙模型

現在は特別編として、先日の講演会でご縁のあった方に、休憩時間や終了後に個別にお話しした内容を連載しております。

歯には大きく分けて前歯、犬歯、臼歯の3種類がありますが、一番大事な歯“Key Tooth”と言えば、犬歯(糸切り歯)です。

一番大事な歯ですから、実は根の部分が一番太くて長いのも、この糸切り歯なのです。
ではなぜ糸切り歯が一番大事なのか。
これを理解するためには、まず

お口の中の大きな問題には2つしかない。
それは細菌による問題と噛み合わせの問題である。

ということを知っておく必要があります。

と言いますのも、虫歯、歯周病、歯並び、歯ぎしり、親知らず、口臭等の数々の問題も、結局は細菌か噛み合わせ、この2つの観点によって集約されますし、歯列矯正、抜歯、治療薬、インプラント、ブリッジをはじめとする数ある処置も、やはりこの2つの解決を目的とした手段なのです。

そしてこのうちの「かみ合わせ」の問題に、糸切り歯の存在が深く関わってきます。

今これを読んでくださっている貴方にも、論より証拠で
糸切り歯の働きを実感できる体験をしていただきましょう。
とても簡単です。

まず普通に、上下の歯をかみ合わせてみてください。
そして次に、ゆっくりと歯ぎしりをするように、下の顎を左右のどちらかにずらしていってみてもらえますでしょうか。
(力を入れる必要はありません。)

もし最初に奥歯から離れていき、最後には上と下の糸切り歯同士だけが当たっていて、それ以外の歯が全て離れていれば、貴方の糸切り歯は本来の役目を果たしていると言えるでしょう。
(左右、両方に下顎をずらして試してみてください。)

これを「犬歯誘導、臼歯離開(きゅうしりかい)」と言います。

下の顎をずらした時に、犬歯(糸切り歯)に誘導されて奥歯や他の歯が離れていく・・・

糸切り歯がこの誘導の役割を担うことで、奥歯に負担、負荷がかからないような仕組みになっているのです。
(正常な噛み合わせの場合)

逆にこの「犬歯誘導」がうまくいっていないと、たとえば寝ている時の歯ぎしりも起きてしまうわけですね。
(犬歯に誘導されて奥歯が離れれば、奥歯同士がギリギリと音を立てようがないでしょう?)
糸切り歯の役割はこれだけではありませんが、とにかく非常に重要な存在、mportant toothなのです。

だから、糸切り歯は虫歯にしてはいけませんし、神経も抜いてはいけないのです。

お口の中が正しい噛み合わせでないと、特定の歯に負荷・負担が「毎日かかり続ける」ことになります。

その負荷が、実はあの○○病の元にもなっているという、ほとんどの方に知られていない事実もあるのです。

これについてはこの次に書かせていただきたいと思っております。

○あなたの歯でも「犬歯誘導」、うまくいきましたか?

明日は、噛み合わせと○○病の意外な関係を公開することにしました。
これは是非、知っておいた方が良いと思われます。
(あなたのお口の設計士:長谷川浩之)


あなたのお口の設計士:長谷川浩之
千代田区丸の内にある2つの歯科医院にてドクター兼理事長を務めさせて頂いております。
お悩み・ご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


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